6 残業代請求とその証拠について

残業代の請求をするときに問題になるのは残業時間です。
残業時間が分からないと、そもそも請求する額が分かりません。

 

それでは、タイムカードが無い会社の場合、どうすればいいでしょうか?

 

その場合、自分で書いたメモなどがあれば大丈夫です。
もちろん裁判などにおいて、争われることもあるかもしれません。
しかし、請求する段階ではメモをもとにして、請求すればいいのです。

反論があれば、会社側から主張されるでしょう。
とりあえず、証拠などが完全ではなくても、計算をして請求する事が大切です。

 

 

裁判などで、労働者が書いたメモで残業時間を認めた例もたくさんあります。

 

将来残業代を請求したい。
または、残業代を請求する可能性がある。
そんな方は、自分で残業時間をメモしておく。
それだけでも、かなり有利になると思います。

また、自分で書いたメモは証拠として認められないと思われている方も、あきらめずに一度相談されると良いです。

 

自分の書いたメモでもあきらめない。それが一番大切なことです。

 

 

以上が、私がお伝えする残業代請求のポイントとなる6つのことです。
この6つを要約すれば、一番大切なことは「あきらめない」ことです。

 

「あきらめずに」誰かに相談してみる。
それが大きな一歩を踏み出すきっかけになるのです。